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穴銭コレクション

開元通宝・右跳元
日本では左跳元、銭を人と見立ててその人自身の右か左かという意味らしい。中国では右跳元。コイン全般、人からコインを見て右か左かという表現を用いている。なぜ日本だけ?穴銭だけ?紛らわしいね。

和同開珎・中字
最も多く存在している標準銭です。「開」字と背郭の雰囲気が開元通宝とよく似ています。もう日本で最初のお金ではなくなりましたが、最初に広く流通したお金だと思います。

永楽通宝
織田信長が旗印にしたコイン。国を強くするには経済力が重要と認識していたからだろう。
直径が少し大きめで、25.5㎜。重さ4.5gでなかなか立派。好きなコイン。

寛永通宝、二水永 背広三
表「寛永」と裏面「三」を合わせて、寛永三年鋳とされる。
「二」と「水」に分かれる二水永やうねりが一回多い之繞の重揮通が独特の書体。

寛永通宝、長門銭 裕字 鋳放し母銭
バリを除いた直径26.2㎜は、寛永通宝一文銭では巨大で立派。重さ4.45g。
輪外側、文字、背郭にはテーパーが付いている。穿内は粗いヤスリ掛けが有。
焼け方が均一で、同様の品を異永ともう一種で見ている。火事等の焼け伸びではないと思う。

寛永通宝、称 御蔵銭・大永 母銭
母銭として作られたけど使われていない。
仕上げる際に平地部分を浚った刀の痕がよく見える。とても深い彫でカッコイイ。お気に入りの一枚。

寛永通宝、称 鳥越銭・明暦低寛 背星?
称 水戸銭・背星と同じような位置に星がある。星の周囲はギザギザしていて、母銭由来ではなさそう。何かの目印か?鋳銭職人の遊びか?🤣 面白い一枚。

寛永通宝・陰目寛大濶縁
背側の幅広縁が見事な人気の銭。
「蛇の目」とも言われる。蛇の目傘を開いて、上から見たところからの連想かな。
通字「用」部分の左上が開いていて、寛字「目」部分の真ん中「二」部分が外周りの「口」より低くなっている(陰起)ところが特徴。「陰目寛」と言われる。

陰目寛大濶縁の元をたどると、不旧手・退永(一番右)。横大路銭(右から2番目)になると、寛字8画目の爪が少し短くなり、陰目寛(右から3番目)になると先の書いた特徴ができ、一番左の大濶縁に至る。
4種は右から左へ行くほど至輪径が小さくなっていくところが面白い。伝鋳して母銭を作り、加工していたか?

天保通宝、真ん中が本座広郭。
左は、薩摩広郭、白銅質。
薩摩の多くは本座と似た色。白銅質は湯の混じり具合で偶然できるようだ。。
右は、水戸正字。本座を写して覆輪か?
赤い銅色が独特。外形は本座とほぼ同じ。銭文径は本座より小さい。
大きな色変化が面白い。

絵銭 大黒/恵比寿の両面銭。
大きさは、直径23.8㎜で10円玉程度、重さ22.7g、厚さ7.2㎜!!!直径の1/3に迫る分厚さが凄い。
本によると面子銭と分類されていた。玩具だったか?
デザイン、重さ、厚みが良い。
お気に入り。