Japan Trade Dollar Meiji yr.9(1876)
明治になって数年で、頂点を極めた感じの作りです。元々のレベルの高さと外国人技師指導の賜物でしょうか。円銀と同じ構図ながら、何か違います。何だろう?
裏面、桐葉の微妙なくねり具合は本物を見ているようです。この表現が円銀のそれより凝っています。光に透かすと漆黒直前の夕焼けのようなトーンが出てきます。最高の作りとトーンはどれだけ見ても飽きません。スラブ入り。MS64+。